こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
今回は、調律の年数3年以上が空いてしまったピアノ調律をどのように依頼したらよいかをアドバイスさせていただきます。
ピアノの調律は本来、年に一度は定期的に行っていただくことがピアノを長持ちさせ良い状態に保つ為に必要なことです。ですが、ピアノのレッスンをやめてしまったり、弾いていた家族が家を離れたりで使用頻度がさがると、弾いていないからと期間は空き、3年、5年、10年。あっという間に過ぎてしまうものですよね。
ピアノ調律をどこへ頼む?
- 前回のピアノ調律師
年数が過ぎていると連絡しにくいかもしれませんが、前回のピアノ調律師がわかれば、そこへ連絡してみてはいかがでしょう?調律師は意外とお客様とピアノを覚えています。連絡いただけると、とても喜こびます。
- 習っているピアノの先生、知り合いの家へ来ている調律師を紹介してもらう
知っている方からの紹介は安心できますよね。遠慮なく訪ねて、紹介してもらいましょう。ご紹介する側の方も、紹介出来て嬉しいと、おっしゃってくださいます。
- 近くの楽器店へ頼む
ご近所にある楽器店、音楽教室でたずねると、依頼を受け付けてくれます。そして後日、調律師からご連絡がはいります。
- メーカーへ連絡する
ピアノメーカーへ連絡しますと、近くの楽器店へ所属する、認定技術者を紹介してくれます。
ピアノ調律師という仕事はピアノの置いてあるお部屋へ、ご自宅の奥までお邪魔します。そして、長時間作業させていただくことになりますので、お客様にとって安心出来る技術者へご依頼されることをお勧めいたします。
依頼する前に調べること
調律の依頼をする前に、ピアノのことを調べて伝えていただけると、調律師はとても助かります。
経験から、状態を予測して準備してから訪問出来るからです。また、おおよその費用もお客様へお伝えすることが出来ます。
- メーカー名 (例:ヤマハ、カワイなど)鍵盤蓋を開けると書いてあります。読めない時は、スペルでお伝えください。
- 機種名(例:U1A、SU-50など)
- 製造番号、もしくは納入された年
- 前回の調律はいつだったか
2~4は、ピアノの屋根を開けると、左手の横、もしくは右側の上前板にポケットがあり、保証書とメンテナンスカードが入っています。それをごらんください。そして、必ずもとに戻しておいてください。ピアノにとって、とても大切なカルテです。
カードが無い。または取れないというときは、金色の鉄骨を見てください。チューニングピンの並んでいる近くに、ローマ字を含む機種名、5桁以上の数字が刻印されています。こちらが機種名と製造番号になります。
これらを、ご依頼の際はお伝えください。
気になる費用について
調べてみますと、一般的な調律料金は、(2019年春現在)
アップライトピアノ 10000~18000円程で、平均的には15000円程度
グランドピアノ 12000~25000円程で、14000円から20000円程度が多い様です。
期間が空いている場合は、割増料金がかかる場合があります。
調律は、金額だけで選ぶと「お手頃価格だと依頼したのに追加料金がかかって高額になった」というお話も聞きます。
作業料の他に出張料が別途かかる場合。乾燥剤や防虫剤などが追加されることもあります。調律師と訪問作業のお約束をする時に、遠慮せずにしっかり確認することをお勧め致します
メーカーに属する楽器店では会社内で作る作業料金がありますので、明瞭で安心かと思います。また、作業途中で修理箇所を見つけた場合も、別途料金が発生するものに関してはご説明するように教育を受けています。いきなり高額な請求になることは、ほぼ無いと思われます。
なお、作業料には消費税が別途加算されます。
調律師と日程を約束したら
カレンダーへしっかりしるしを付けておいてください。
一緒に、万が一の急用で日程変更が発生した時のために、調律師の連絡先もわかるようにしておいてくださいね。
調律師が来る時に準備すること
可能であれば、掃除機と汚れていいタオルや雑巾をご準備いただけると助かります。ピアノの内部をお掃除したり、鍵盤を拭くことが出来ます。掃除機は充電式の場合はあらかじめ充電を、お願いいたします。
出来ればテレビやラジオは止めるか、小さくしてください。息をひそめて気配を消していただく必要はありませんが、音を聞いて作業していますのでご協力をお願い致します。
伝えて確認すること。
作業に入る前に調律師がお聞きしたいことは、
- 誰がどんな曲を練習をされているか
- 弾いていて気になることはないか
- ピアノに何かご要望はあるか
などです。
歌や弦楽器と一緒に練習される方は、ピッチを気にされると思います。
先生のピアノが重く感じるお子様は、鍵盤を重くして欲しい。
大人の方は、鍵盤が重いと指が痛くなるから軽いタッチにして欲しいなど。
ご希望をお伺い出来れば、調律師はご希望に出来る限り近づくように調整致します。
ピアノ調律師はピアノのプロです。使用していく上でのお手入れ方法、お部屋の温湿度の管理方法など、ピアノを快適にご使用いただくためのノウハウを知っています。また、ピアノのメンテナンスのことだけでなく、音楽のこと、防音やお部屋の響きのことまで、いろんな引き出しを持っています。
上手にコミュニケーションをとって、どんなことでも、ご遠慮なくご相談くださいね。
まとめ
今回は、3年以上放置されていたピアノの調律、気になる費用と依頼方法。
~しばらく年数が空いてしまったピアノ調律をどのように依頼したらよいか~
という内容で書かせていただきました。
いかがでしたでしょうか?お役に立てれば幸いです。調律しないと・・・と、思われている方はご参考にしていただいて。ぜひ、連絡してみてください。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。
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