ピアノのクリーニングとは?どのタイミングで行うのが効率的か。

ピアノ豆知識
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こんにちは。

いらっしゃいませ。ようこそお越しくださいました。

これまで、ピアノ調律と、修理についてお話してきました。

今回は、もう少し大掛かりな作業のお話として、

ピアノのクリーニングとは何をするのか。また、どのタイミングで行うのが効率的か。

について、アドバイスさせていただきます。

ピアノのクリーニングとオーバーホールを、一緒にされているお客様がとても多いです。

クリーニングは言葉の通り、内装外装ともに、錆びや汚れを落としてお掃除することです。

詳しくはこのあと、ご説明致しますね。

オーバーホールは、内部のパーツを大々的に交換します。場合によっては中身がすべて入れ替わり、新品のようになってしまうこともあります。こちらもまた、後日お伝えできればと思います。

ピアノのクリーニングは、いつ行うのが効果的か?

ピアノのクリーニングという話題が出る時は、リフォームやお引越し。お子様の独立に合わせてピアノを移動する時や、移動の過程で倉庫へ預ける必要が生じた時ではないでしょうか。

ピアノのクリーニングは、ピアノを移動させる時の同時作業がおすすめ

ピアノのクリーニングは、ピアノを移動させる時の同時作業がおすすめなのには、理由があります。

ご実家にあるピアノを運ばれてお使いになられる方や、お引越しやリフォームなどでピアノを倉庫へ預ける機会に合わせてご依頼いただくと、移動途中で作業が出来ますのでとても経済的です。私たちとしても、お預かり中に作業が出来るので、作業する側も時間に追われず、じっくり取り掛かれるところが助かります。こういった作業を行うのも、私たちピアノ調律師のお仕事です。

また、ご新居へピカピカにしてお運びすることが出来ますので、大変喜ばれています。
特にご案内したいのは、ご実家にあるピアノを運ばれるとき、お友達やご親戚から譲ってもらう時です。ぜひこのクリーニングをご活用されることを強くおすすめします。

移動時に行って欲しい、もう一つの理由

ピアノはキッチンと隣接するリビングに置かれていることが多いです。お子様の練習を近くで見守ることが出来る場所が良いので圧倒的に、リビング設置率は高いと思います。

次に多いのは寝室を兼ねているお子様のお部屋ではないでしょうか。タンスや衣類を収めた押入れがあるお部屋は、衣類やフェルトにつく虫が存在していることがあります。前回までの修理のところで触れた作業ですね。

気がつかないうちに、そういう虫がピアノに付いていることも珍しくはありません。

また、キッチンやリビングには、先ほどのお話とは違う害虫がいる可能性が高いですよね。虫は卵を産み付けます。自然が豊かな地域では鼠害も存在します。そんな、ピアノのある生活には不要なものを、ご自宅へ運ばなくてもいいと思うのです。

移動の際に隅々まできれいにしてはいかがでしょうか?

ピアノクリーニングとは、どんなことをするのか?

どんな作業が行われるのかと合わせ、ご相談から完成までの流れをご案内します。

ピアノクリーニングとは?

通常の修理とは異なるご依頼となりますので、まず、ピアノ調律師に見てもらい見積もりを出してもらいましょう。いつも来てもらっている調律師がいれば、その人にお願いするのがおすすめです。

傷修理でいえば、修理する案から、傷の修理はせずに汚れを落とす最低限の案まで、2~3案を作ってもらいます。そしてご予算に合わせてご検討いただいた後、作業に入らせていただきます。

外装クリーニングの作業内容

外装は汚れを取り除き、傷の修理を行います。塗装部分や表面の化粧板が剥がれたり、割れたり、欠け落ちているものも修理出来ます。そして、黒い鏡面塗装の外装は機械で表面を磨き上げます。金属部分も磨きます。木目のピアノは、塗装に合わせた方法で磨き上げて仕上げます。

内装クリーニングの作業内容

内装は弦の汚れ、錆びを落とし、アクションも埃や汚れを落とします。修理のところでお話ししました症状があれば修理を行い、アクションや鍵盤の動き、働きの寸法を基準値にあわせて整え、潤滑に動くように整調します。

音は標準ピッチ(国際基準はA=440Hz)になるように、調律します。

お引き渡し

完成後、ピアノを搬入、設置した後、音を調律し、移動後の最終点検を行います。

作業時間

お預かりして、作業する工房へ運び込んでの作業となります。外装の修理内容により、少々お時間が変動致しますが、1か月前に日程のご予約をいただければ、作業日は実質10日ほどで完成出来るかと思います。

祝日や長期休暇、年末年始にかかる場合はお時間をいただく場合がございます。

また、運送業者の都合もございますので、ゆとりを持ってご相談ください。

費用

搬入搬出の運送料を別として、10万から30万円程になるかと思われます。

運送費は、距離、運送業者により差がございますので、楽器専門の運送業者へご確認ください。

まとめ

今回は、ピアノのクリーニングとは?どのタイミングで行うのが効率的か。という内容で書かせていただきました。

いかがでしたでしょうか?お役にたてれば幸いです。

今回も、最後までお読みいただき、どうもありがとうございました。

 

 

 

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