こんにちは。
次々とクラシックピアノの世界に現れる才能にあふれた若き日本人ピアニスト達!
調べていたところ、ピアニストが師事している、もしくは師事していた先生のお名前に気が付くものがありました。
今回は、江口文子の門下生は誰?ピアノ指導者として才能を育て続ける秘策もと、題しまして江口文子先生についてお伝えさせていただきたいと思います。
江口文子の門下生は誰?
10/19(土)14:00開演「はじめの一歩コンサート」第2回はロシアのピアニストとピアノ組曲「#展覧会の絵」を聴きます。ファーストコンサート前の5歳から入場できます。大人の方だけでも楽しめる内容となっております。#上原彩子 のレクチャートーク付きコンサートです。当日清算可!☎045-440-1219 pic.twitter.com/2TVoGg3dpP
— かなっくホール (@kanack_hall) 2019年10月15日
たくさんという言葉では言い表せないほどの門下生をお持ちの江口先生です。
ご活躍中のピアニストの方を数名ご紹介させていただきたいと思います。
上原彩子
香川県高松市出身。1980年7月30日生まれ。
3歳からヤマハ音楽教室へ通い幼児科、ジュニア専門コースを経て1990年よりマスタークラスへ在籍した。
ヴェラ・ゴルノスタエヴァ氏、江口文子氏、浦壁信二氏に師事。
2000年、第4回浜松国際コンクール ピアノ部門にて第2位を受賞。日本人最優秀演奏賞を受賞。
2002年、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門にて、女性として史上初の第1位となる。日本人としてもピアノ部門第1位は初の快挙でした。
この他にも数々の国際コンクールで優勝、入賞を果たしており、以後、世界各地で著名な音楽祭やリサイタルへ出演しているほか、著名な指揮者の指揮のもと、オーケストラのソリストとしての共演も数多く出演している。
音大へ行かなかったという、とても珍しい経歴をお持ちのピアニストです。
尾崎未空
千葉県出身、1998年生まれ。
2016年、第40回PTNAピアノコンペティション特級グランプリ、文部科学大臣賞受賞。第20回浜松ピアノアカデミーコンクール第3位。
ほか、数々の国際コンクールで優勝、入賞を果たしている。
2017年、キングレコードよりCDデビュー。「MISORA」をリリースした。
2009年に初リサイタルを行った後、数々の演奏会、国内外の有名オーケストラとの共演、室内楽も行っている。
昭和音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同附属ピアノアートアカデミーへ在籍し、2018年秋よりミュンヘン音楽演劇大学大学院に在学中。
江口文子氏、アンティ・シーララ氏に師事。
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尾崎有飛
千葉県出身。1989年生まれ。7歳よりピアノを江口文子氏に師事。
数々のコンクールで優勝、入賞を受賞。
2007年、第12回浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第2位を受賞。
同年、第31回PTNAピアノコンペティション全国大会特級グランプリを受賞。
その後も、世界各地でソロ・リサイタルや有名オーケストラと共演へ出演している。
現在、昭和音楽大学助教授。
上にご紹介した尾崎未空のお兄様です。
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尾崎有飛のピアノの経歴がすごい!受賞歴やコンサートの評判は?
古海行子
神奈川県出身。1998年生まれ。6歳よりピアノを始める。
数々のコンクールへの入賞、優勝を受賞。
2016年、浜松国際ピアノアカデミーコンクール第2位受賞。
2017年、かながわ音楽コンクールピアノ部門第2位受賞。
2018年、第4回高松国際ピアノコンクール優勝、日本人初という快挙であり、併せて数々の賞を受賞。
2019年、第20回ショパン国際ピアノコンクール in ASIA プロフェッショナル部門において 金賞を受賞。
数々の演奏会、国内外の有名オーケストラとの共演でコンサートへ出演。
現在、昭和音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ演奏家コース、附属ピアノアートアカデミーへ在籍中。
現在、江口文子氏に師事。
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古海行子のプロフィールは?コンクール経歴と出演コンサートの評判も
黒木雪音
千葉県出身。1998年生まれ。3歳よりピアノを始める。
幼い頃より数々のコンクールで優勝、入賞を受賞している。
第41回PTNAピアノコンペティションG級金賞受賞。
第19回ショパン国際コンクール in ASIAプロフェッショナル部門において金賞を受賞。
国内外の数多くのオーケストラと共演。ロシア、リトアニア等の音楽祭にも招かれ数多くのコンサートに出演している。
現在、昭和音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ演奏家コース、附属ピアノアートアカデミーへ在籍中。
江口文子氏、大友聖子氏に師事。
黒木さんが出演されたコンサートのお知らせがあったのでご紹介します。一緒に演奏されたお二人も江口先生の生徒さんです。東日本大震災 被災地植樹支援チャリティーコンサート at カワイ表参道
ピアノ指導者として
江口文子先生のプロフィールをご紹介したいと思います。
11歳よりピアノを永井進氏に師事。
桐朋学園高校音楽科を経て、桐朋学園大学ピアノ科に進学した。伊達純氏に師事。
大学2年在学時に渡欧。パリを中心に各地でリサイタル、室内楽、オーケストラ共演、伴奏等音楽活動を行われました。
その後、ヤマハ音楽教育システム講師として多くの作曲家、演奏家の育成に携わられます。
1988年ヤマハマスタークラス創設以来、主席講師として後進の指導に力を注ぎ、国際的に活躍する数多くのピアニストを育て世へ送り出します。ピアニスト上原彩子もそのひとりです。
ピアノ教育に於ける活動は多岐にわたっており、日本全国各地はもちろん、海外ではヨーロッパ、アメリカ、アジアへ。公開レッスンや音楽祭の講師として招かれています。
また、コンクールの審査員を数々務められていますが、主なコンクールをご紹介します。
カサグランデ国際ピアノコンクール(イタリア)
ソウル国際音楽コンクール(韓国)
ダブリン国際ピアノコンクール(アイルランド)
ハノイ国際ピアノコンクール(ベトナム)
リスト国際ピアノコンクール(オランダ)等。
このほかにも、曲集の編纂や大人のレッスン等、幅広い音楽普及啓蒙活動を行われています。
ヤマハマスタークラス主席講師を経て、昭和音楽大学教授、ピアノアートアカデミー講師、社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)理事に就任されています。
著書に、「時がくれたもの ピアノが紡いだ物語 音楽之友社より出版」があります。
才能を育て続ける秘訣も
江口先生のレッスンのお話は、門下生の方々がインタビューの中で、厳しさの中にも愛があるレッスンだとお話されています。
そのことを伺える、江口先生のレッスンを引用されているお話をご紹介したいと思います。
江口先生が「いしかわミュージックアカデミー」で行われたあるピアノレッスンで、受講生が曲を弾いた後、しばらく黙って考え、伝えられた言葉だそうです。
「あなたのピアノはとても上手です。よく練習しているし、それにあなたは素直な優しい人ね。でも、あなたは指導する先生の言うことをよく聞きすぎていて、自分の色がなくなってしまっている。もっと、自分の色を出しなさい。自分の声で歌いなさい」
このお話は、ビジネスに置き換えられていますが、先生のお言葉の中に、生徒さんの努力や吸収した学びを昇華させる様に導く優しさが感じられると思います。
また、このようなお言葉も。
変化は『残念』じゃない、『当然』なんです
教育・指導という難しく奥深いものの根底にある、大切な事を感じました。
さいごに
今回は、江口文子の門下生は誰?ピアノ指導者として才能を育て続ける秘訣もと題しまして、ピアノ指導者として有名な、江口文子先生についてお伝え致しました。
いかがでしたでしょうか?
江口先生の門下生のご紹介では、たくさんいらっしゃる生徒さんの中から私が独断で、選ばせていただいたお名前になります。
失礼がございましたら、お許しください。
最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
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