今回は、ピアニスト高木薫子さんについて、高木薫子(ピアニスト)の家族は?兄の竜馬とのエピソードも紹介と、題してお伝えします。
高木薫子さんを知ったのは、お兄さんの竜馬さんのご活躍からでした。
ご家族は?ご両親と竜馬さんとの4人家族です。
では、高木薫子さんのご家族について、ご紹介したいと思います。
高木薫子(ピアニスト)の家族は?
音楽愛好家でアマチュアバイオリニストのお父様、ピアニストで、ご自宅でピアノの先生もされているお母様、お兄様でピアニストの竜馬さん、そして薫子さんの4人家族です。
高木薫子さんは、1996年に千葉県に生まれました。
1992年生まれの、4歳年上のお兄さん。竜馬さんのピアノを聴いてお育ちになったそうです。
お母様の美香さんはピアノの先生。
お兄様の竜馬さんは2歳からお母様の手ほどきを受けていらしたそうです。その後、7歳からエレーナ・アシュケナージに師事。
薫子さんも2歳からピアノを始めます。そして5歳からエレーナ女史に師事されました。
故エレーナ・アシュケナージといえば、世界的なピアニスト、ウラディーミル・アシュケナージの妹さんです。
生まれる前からお兄さんのピアノを聴いてお育ちになった薫子さんへの英才教育も凄いですが、ご自身で手ほどきをされて、エレーナ女史へという、お母様の美香さんの指導力も素晴らしいと思います。
美香さんは千葉県中央区のご自宅で、今も生徒さんを教えていらっしゃるようです。
自宅でピアノ教室を開く美香さんは「(竜馬さんは)勉強中の身。まだまだ足りないところがあるので、これからも研さんを積んでほしい」と、さらなる飛躍を期待した。
その後、薫子さんは東京音大付属高校ピアノ演奏家コースをご卒業された後、ウィーン国立音大コンサートピアノ科へ優秀な成績で合格され研鑽を積まれました。
兄の竜馬とのエピソードと演奏会
2018年のウィーン国立音楽大学ピアノコンクールは、ご一緒に参加されていました。
その時のエピソードをご紹介します。
実はグリーグコンクールの前、ウィーン国立音楽大学のコンクールがあって、ここでは僕が1位をいただき、妹が2位でした。
僕にとっては、逆だとちょっと話がややこしくなるからこれが最善の結果だった。妹も同感だろうと思って感想を聞いたら、“お兄ちゃんに負けて悔しい!”と本気で言われて(笑)。
頼もしいですね。
また、その後に竜馬さんが参加されたグリーク国際ピアノコンクールの準備では、薫子さんが交響曲のオーケストラパートを担当して2台ピアノでの練習に協力されたそうです。
本当に、仲の良いご兄妹ですね。
また、最近のリサイタルから、薫子さんの声を見つけましたのでごらんください。
三日間の中での2回のソロリサイタル、兄との2台ピアノ公演が終演いたしました!
9日と11日のソロリサイタルでは、両日共に積もるほどの雪が降っておりましたが、そんな中でもたくさんのお客様に御来場いただくことができました。
本当に有難うございました。 pic.twitter.com/1JBk0Hbq9q— 高木 薫子 Kaoruko Takagi (@kaoruko__takagi) 2019年2月12日
こちらのお写真は、お二人のデビューリサイタルのチラシから。
お二人の笑顔、かわいいですね。
高木竜馬さんについて
お兄さんの竜馬さんについて、こちらでもう少しお伝えしたいと思います。
7歳で故エレーナ・アシュケナージに師事されたことは、先ほどもお伝えしていますが、その後16歳からは、故中村紘子さんにも師事されていました。
渋谷幕張高校在学中にウィーン国立音楽大学コンサートピアノ科へ合格し、同大学大学院課程へ在籍。ミヒャエル・クリスト氏からドイツ奏法を学びます。
有名ピアニストのパウル・バドゥラ=スコダ氏の自宅レッスンへも通い、ウィーン奏法の神髄に触れて学ばれました。
ゲインリッヒ・ネイガウス最後の弟子ボリス・ペトルシャンスキーのに招かれてイタリアの名門である、イモラ国際ピアノアカデミー・ポストグラディエイト課程にも学び、ロシア奏法の本流寧ガウス学派も学ばれます。
ドイツ奏法とウィーン奏法、そしてロシア奏法。真逆なのでは?と思いましたが、本当に違うようですね。しかし、竜馬さんはその教えを学ぶことで、それぞれの良いところを実際に取り入れて演奏されているそうです。
結果、国際的な7つのコンクールで優勝を重ねています。
第19回浜松国際ピアノコンクール、第26回ローマ国際コンクールなど。有名コンクールが受賞歴に並んでいます。
2019年には第16回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールにて優勝と聴衆賞を受賞しました。
また、各国の有名ホールに於いて、国際的な交響楽団との演奏を成功におさめ、共演を果たしています。
室内楽なども学ぶとともに、指揮は小澤征爾氏に学ばれたとあります。
今後の活動の幅の広さを伺わせ、インタビューでも人生の幹となる部分を太く育てる学びを選ばれてここまで来られたとありましたが、本当に今後目の離せないピアニストであることは間違いないですね。
音楽TV番組への出演の他、アニメ「ピアノの森」では雨宮修平の演奏するピアノの吹き替えを担当されていました。
さいごに
今回は、ピアニストの高木薫子さんについて、高木薫子(ピアニスト)のプロフィールは?家族とのエピソードも紹介
と、題してお伝えしました。
どうしても、お兄様の竜馬さんにスポットがあたる情報が多いですが、薫子さんの実力も素晴らしいものです。
薫子さんの今後益々のご活躍を楽しみにしております。
今後の演奏会の情報も調べ、追記やほかの記事など、また書かせていただきたいと思います。
最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。
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