第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでセミファイナリストとなり、注目を集めた田所マルセルさん。
田所マルセルさんは日本人のお父様、フランス人のお母様の間に生まれました。
日本で生まれ育ち、18歳からフランス・パリで学んでいます。
今回はそんな田所光之マルセルの両親は父日本人・母フランス人!生い立ちまとめについてご紹介します!
その演奏からも独特な感性の持ち主であろうことが感じられますが、一体どのようにしてその音楽性が育まれたのか?生い立ちにも関係があるのか調査しましたのでぜひ最後までご覧になってください♪
田所光之マルセルの両親は父日本人・母フランス人
田所マルセルさんは、日本人のお父様とフランス人のお母様のもとで日本に生まれ育ちました。
お父様が大学で比較文学の教授をされており、お母様も大学で教えられていたそうで、その仕事の都合で福岡県に生まれ、1歳で名古屋に移り、小学校に入る少し前に尾張旭にお引っ越しをされたそうです。
幼少期から文学に親しむ環境に育ったのかというと、そういうわけでもないんだとか。
ただ、ご両親とも芸術への理解があったおかげで、絵を描いただけでもすごく喜んでくれたりして、そちらの方面に関心をもったそうです。
ちなみに、田所マルセルさんの幼稚園のころの将来の夢は“恐竜”だったらしいです。
なんとも子供らしいというか、可愛らしいですよね。
小学校2年生くらいの時にそれは無理だと気づいて、それなら恐竜を研究する学者になろうと、化石を探すといって庭を掘り、アートみたいなものを作ったりしているうちに、小学3年生の頃には芸術家になりたいと言い始めたそうです。
もともとヤマハ音楽教室に通っていたそうですが、ちょうどその頃ピアノも習い始めたことで、ピアニストを目指そうと思うようになったんだとか。
ご両親はピアノのことは分からないので、プロになる人は友達とも遊ばず、練習しないといけないようだから無理だと思っていたそうです。
しかし、コンクールを受けたらたまたま上手くいって、そこからピアノの方に進むことになったようです。
田所光之マルセルの生い立ちまとめ
田所マルセルさんの生い立ちについてまとめてみました!
あるインタビューで田所マルセルさんはこう語っていました。
日本で、しかも東京ではなく、地方の街で母親がフランス人だと、やはり目立ちますし、色々言われることもありました。
子供同士の喧嘩の冗談でも、“フランスに帰れ!”なんて言われるとやっぱり悲しいんです。
母とはフランス語、父とは日本語で話すという家庭環境も特殊で、周りの子たちとは違うということを感じていました。
ONTOMOより引用
そのおかげで目立ちたいという願望は今も全くないと語っていました。
高校生の頃なんかは、教室の壁際の隙間で隠れて過ごしていたそうです。
とにかく目立ちたくなかったんだなということがうかがえますね。
とはいえ、ピアノに対する情熱は人一倍あります。
日本デビューを間近に控えた、去年(2022年)のインタビューで
僕にとって、生まれ育った日本で弾くということには、特別な意味があります。
この機会にみなさんには曲そのものを楽しんでいただけたらと思いますね。
ONTOMOより引用
と語っていました。
田所マルセルさん自身、このピアニストよかったなぁと感じる演奏会より、この曲が本当によかったと感じられる演奏会の方が好きなんだそうです。
なぜかというと、作曲家や作品が今でも生き続けられる一つの方法として、演奏家が存在すると思っているのだそうです。
そのため、"自分"がそれらの前に強く出てしまうのは理想ではないとおっしゃっていました。
これからも、曲の本当の良さを伝えられるアーティストになって行きたいとのことでした。
まとめ
田所光之マルセルの両親は父日本人・母フランス人!生い立ちまとめについてお伝えしてきました!
ご両親とも芸術への理解があったおかげで、ここまでやってこれたんだなと思いました。
日本での演奏活動をもっとしていきたいとのことだったので、これからも田所マルセルさんに注目していきましょう!
コメント