指揮世界の巨匠、汐澤安彦さんの指揮の特徴・凄さって何なの?
今までの経歴や実力、評価・評判が気になる!
そんなあなたのために、こちらの記事では、汐澤安彦(指揮者)の特徴と凄さ・実力や、経歴と評価・評判についてまとめています!
【この記事を読むとわかること】
- 汐澤安彦の指揮の特徴と凄さ
- 実力は?経歴と評価・評判まとめ
汐澤安彦(指揮者)の経歴、特徴と凄さは何?
プロフィール
名前:汐澤安彦(しおざわ やすひこ)
生年月日:1938年9月3日生まれの84歳(2022年現在)
出身地:新潟県上越市出身
職業:指揮者
吹奏楽界においては、シエナウインドオーケストラをはじめ、東京吹奏楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、ジャパンスーパーバンドなどを指揮し、コンサート、録音など幅広く演奏活動を行っています。
経歴
- 1957年-新潟県立直江津高等学校卒業、ピアノを中井ソノに師事。
- 1962年-東京芸術大学音楽学部器楽科卒業。同時にトロンボーン奏者として読売日本交響楽団に入団。
- 1964年-東京芸術大学専攻科修了。トロンボーンを山本正人、指揮を金子登に師事。この後、桐朋学園大学において、指揮法を齋藤秀雄に師事。
- 1967年-民主音楽協会主催東京国際音楽コンクール指揮部門で奨励賞を受賞。
- 1970年-読売日本交響楽団を退団。
- 1972年-東京佼成ウインドオーケストラ常任指揮者。
- 1975年-ベルリン芸術大学に留学。カラヤンアカデミーにおいて指揮を学ぶ。
- 1976年-二期会合唱団常任指揮者。
- 1983年-東京吹奏楽団常任指揮者。
- 1999年-日本吹奏楽学会第9回日本吹奏楽アカデミー賞(演奏部門)受賞。
- 2009年-東京吹奏楽団名誉指揮者。
- 2011年-東京音楽大学名誉教授。
特徴と凄さは?
汐澤安彦さんの指揮の特徴とすごさは何なのでしょうか?
汐澤さんの指揮の特徴として、
“無駄のない指揮法に、流麗さと息の長いフレーズ感が加わり、明晰ながら自然な呼吸があり、演奏者は伸びやかな時間と空間の中で音を奏でることができる”
と言われています。
過度な叙情性や、衒いはなく、ゆったりしたペースを崩さずに、進んでいく。
鬼瓦が笑ったような素晴らしい顔の汐澤さんは、動きはゆっくりですが、ただ衰えてそうなったのではなく、年齢に合わせた動き方で、内部にはエネルギーが漲っているようです。
能面にでもしたら、素晴らしい表情になりそうな年輪に刻まれた顔は、鬼と仏が表裏一体に凄んでいるようで、見事な作品といえますね。
また、あるインタビューで汐澤さんは、指揮をされる際に大切にされていることを語っていました。
「音楽って時間と空間の中に在るものですね。
でも、私たちは楽譜を見ています。
私が練習中に申し上げている事のほとんどは、楽譜に書いていないことが多いと思います。
それは、【聴衆は譜面を知らない…唯一、聴こえてくる“音楽から”しか何かを感ずることはできない!】という私の持論からなのです。
奏者には不可欠の自発性、そして説得力のある演奏を常に求めていきます。」
全身から放たれるオーラ、大きな音楽の流れをつくり上げて、導いていく指揮は素晴らしいのひと言ににつきます。
実力は?評価・評判も
汐澤安彦さんの指揮を皆さんはどう感じているのでしょうか?
評価・評判を見ていきましょう。
“最近、白洲次郎が話題のようですが、汐澤安彦という人は指揮世界の白洲次郎です。”
“物凄い迫力を持っているがスマート。”
“見事過ぎて言葉が出ない。”
“一刀両断にして後は風のように去る。そういう音楽。”
音の立ち上がりに鋭さと、キレがあり、怖いくらいだった。という方もいました。
絶句するほどの凄さが、汐澤安彦さんの指揮であり、観客を惹きつけるオーラを放っているのでしょうね。
まとめ
汐澤安彦さんの特徴と凄さ・実力や、経歴と評価・評判をご紹介してきました。
汐澤安彦さんの指揮の特徴として、過度な叙情性や、衒いはなく、ゆったりしたペースを崩さずに、進んでいく。
ということが分かりました。
また、汐澤さんの演奏会へ行かれた方が口々に言ってたことが、「こんなに凄い演奏会は初めて!」と興奮気味に語っているのが印象的でした。
84歳と高齢ですが、絶句するほどの凄さは、指揮世界の巨匠、汐澤安彦さんにしか表現できないものなのでしょう。