人々を「1分でも長く聞いていたい!」と切望させるほど、強力な魅力を放つピアニストの反田恭平と指揮者の佐渡裕。
反田恭平の指揮者、佐渡裕とはどんな人なのか?
反田恭平と佐渡裕の関係性や出会いのきっかけは?
そんなあなたのために、反田恭平と佐渡裕の関係性や出会いのきっかけエピソードを詳しくまとめてみました!
【この記事を読むとわかること】
- 反田恭平の指揮者佐渡裕とは?
- 二人の関係性
- 出会いのきっかけエピソード
反田恭平の指揮者、佐渡裕とはどんな人?
日本が世界に誇るマエストロ佐渡裕。
京都府京都市出身。
1961年5月13日生まれの61歳。(2022年現在)
京都市立芸術大学卒業。
1987年アメリカのタングルウッド音楽祭に参加。
その後、故レナード・バーンスタイン、小澤征爾らに師事。
89年新進指揮者の登竜門として権威あるブザンソン国際指揮者コンクールで優勝し、国際的な注目を集めました。
95年レナード・バーンスタイン・エルサレム国際指揮者コンクールで優勝し、「レナード・バーンスタイン桂冠指揮者」の称号を授与されました。
2015年9月よりオーストリア、ウィーンの名門で110年以上の歴史を持つトーンキュンストラー管弦楽団音楽監督に就任しました。
毎年ヨーロッパの一流オーケストラへ多数客演を重ね、今最も注目されている日本人指揮者です。
反田恭平と佐渡裕との関係性は?
世界的な指揮者の佐渡裕と、いま世界から最も熱い視線を浴びているピアニストの反田恭平。
長期ツアーやレコーディングを何度も共に経験し、プライベートでも親交の深い二人。
ある対談で、佐渡裕は「どんなピアニストであっても、僕は10分くらい打ち合わせをして実際に演奏に入っていくのですが、反田君の場合、最初の瞬間から波長が合うんですね。
しかも、ものすごい高い技術を持ちながらも、文化祭で作った“バンド仲間”みたいな感覚もあって。
初めて回った2017年のツアーは、確か十数回の本番があったと思うのですが、毎回、僕自身、興奮するものがありましたし、回を重ねるごとに、どんどん波打っていくような反応がありました。
こちらも負けられないと、信号を送るとすぐ返ってくる。
そういう音楽的な波動や波長が合うというのは言えますね。」
ルーティンの演奏ではなく、一回一回新しいものが生まれるという、中高生のバンド活動みたいなエキサイティングな感覚があると語っていました。
指揮者とピアニストの波長が合うということは、素晴らしい演奏につながりますし、大事なことですね。
佐渡裕との出会いのきっかけエピソード
二人の出会いは、佐渡裕の事務所が繋いでくれたことからでした。
当時、佐渡裕は反田恭平のことを全然知らなかったそうです。
2017年に初共演して以来、佐渡裕は反田恭平の若い才能に誰よりも魅せられ続けてソリストに指名。
反田恭平も期待に応えて各地で名演を残してきました。
とあるインタビューで、佐渡裕は「クラシック音楽というのは、美しいだけではなく、興奮も悲しみも、そして、狂気も異常な世界もそれらすべてがあってクラシック音楽なんです。」
と語っていました。
また、反田恭平も「音楽と向き合う際に、僕はある種の領域みたいなものを感じています。
例えば、ある一定の部分より下の領域では、人間自身の力が奏でる世界なんです。
ところが、何回かに一回、それよりも上の領域にある、あちら側の世界の音楽が聞こえてくる瞬間があるんですね。
僕にとって、そちら側の世界に連れていって下さるのが佐渡さんなんです。
今でも忘れられないのは、2017年ツアーの千秋楽のステージで、佐渡さんが仏像みたいに見えたんです。
多分、ある条件がすべてそろった時に、そういう現象が起きるんだと思います。」
この二人の共演は「1分でも長く聞いていたい!」と切望させる強烈な魅力を放ち、そこから唯一無二の感動が生まれます。
まとめ
いかがでしたか?
反田恭平の指揮者|佐渡裕との関係性や出会いのきっかけエピソードについてご紹介してきました。
世界的マエストロの佐渡裕さんと、反田恭平さんとの出会いは、佐渡さん側の事務所が反田さんにコンタクトを取ったことからでした。
2017年に初共演して以来、佐渡さんは反田さんの若い才能に魅了され続け、ソリストに指名します。
その後も、二人は興奮や悲しみ、狂気や異常さえも音楽に変え、二人でしか奏でられない唯一無二の演奏につなげてきました。
「1分でも長く聞いていたい!」と人々を切望させるほどの演奏は、二人の波動や波長が合うことによって奏でられる音律なんですね。